骨年齢

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矯正治療においては、実際の年齢(歴齢)と、骨格的な成長の年齢(生理的年齢)を把握する簡便かつ有効な診断方法として、手のレントゲンを参考にして、矯正治療の時期、タイミングを考慮するのに役立てます。

 

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手のレントゲン検査の意味、目的、方法、メリット、デメリット

意味

実際の年齢(歴齢)と、骨格的な成長の年齢(生理的年齢)を把握する簡便かつ有効な診断方法

目的

矯正治療の時期、タイミングを考慮するのに役立てます。

方法

左右どちらか片方の手のひらをレントゲン撮影します。

メリット

レントゲンの撮影が容易。

エックス線の被ばくに対して小児のお子様などに対しても安全な部位である。

デメリット

歯科保険の適応外になる。(当クリニックでは矯正検査の費用に含まれています。)

実際の診断の方法(診断の応用方法)

手のひら部分の骨の数(手根骨の骨核の数)・・・年齢の平均状態と対比

骨と骨の隙間(骨端線の消失)・・・年齢の平均状態と対比、隙間、幅の大きさから成長を予測

親指の内側の骨の有無(拇指尺側種子骨の出現)・・・出現時期の少し前から同時期に骨格的な成長が盛んになるため、顎の成長が予測できる。

 

抜けた歯の治療に適した矯正治療と虫歯治療

歯が抜けた部分は、通常、義歯か、ブリッジか、インプラントで治療することになりますが、たまたま、矯正治療を受けるタイミングと重なれば、インプラントもせずに、かつ、矯正治療にとっても、進めやすい場合があります。

左上の歯が、1本抜歯になり、しばらく、仮の歯をくっつけておられた患者様が、矯正治療を希望して来院されました。

 

 

検査で、上あごが出っ歯になっていること、下の歯並びもガタガタしていること、などから、抜歯矯正が適応と判断され、ちょうど抜けたままになっているスペースを使って、矯正治療をすれば、インプラントなどの治療もしなくて治療が進められる診断結果になりました。

また、歯と歯の間の虫歯も術前のレントゲンで確認されていたため、丁度いいタイミングで、横から、虫歯治療ができ、歯をなるべく削らずに治療することもできました。

矯正治療の術後

かみ合わせの問題が引き起こす、歯の病気(根管治療、審美歯科)

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前歯の破折や変色歯の治療を行う場合、治療に先立ち、きちんとした検査を行うことが、後々のトラブルや、歯の病気の再発を防ぐことにつながります。

写真の状態が起きた原因は、不正咬合の影響が大きいと考えられます。

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下の歯並びの悪さと、上下の歯のかみ合わせの悪さが、左の前歯の神経を損傷し(咬合性外傷)、歯の神経が壊死し、その後、壊死した歯の神経(歯髄)の中のヘモグロビンが酸化し、歯を黒く変色させ、さらに咬合性外傷が継続して、その歯の損傷を続け、強い咬合力がかかった時に歯の破折を引き起こしたと考えられます。

そのため、もし、その歯の神経の治療(根管治療、歯内療法、歯の神経の治療)を普通に行っても、術後の治癒、予後が悪くなったり、咬合性外傷による歯の損傷が継続し、さらに、外傷性咬合による歯周病(歯槽膿漏)も引き起こすことにつながる可能性が高くなります。

 

そのため、専門的には、治療に際しては、現在の歯の病気(歯の問題)を改善、治療する共に、現在の歯の病気(歯の問題)を引き起こした原因も、根本的に治療しておくことが望ましい治療になります。

 

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まずは、きちんとした歯の神経の治療(根管治療、歯内療法、歯の神経の治療)を行います。その際、歯の根っこまで、変色した歯のホワイトニングも、見えない基礎治療として行っておきます。

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その後、前歯の破折や、変色を引き起こした、不正咬合、不正歯列を、歯列矯正、矯正歯科治療で治します。その際に、いったん矯正治療中もなるべく審美的に治療できるよう、矯正治療用の仮歯を入れておきます。

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矯正治療が終わった後、しばらく歯の保定を行います。

この状態で、根本的な治療が完了し、最終の審美歯科治療を行います。

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本来の患者様の口元や歯の固有色を再現して、あえて、セラミッククラウンに色付けを行い治療を完了します。

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術前と術後の口元の比較です。

 

これで、今後のお口全体の問題の予防治療も含めた治療が行えました。

部分歯列矯正、レーザー、歯を削らないセラミック治療による前歯の審美歯科治療

部分歯列矯正と、レーザー治療と、歯を削らない審美歯科治療を組み合わせてトータルで審美歯科治療を行いました。

 

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前歯の側切歯の矮小歯と歯列不正による、咬み合わせと審美的な問題を抱えています。

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まず先に、歯列矯正で、前歯の歯並びと、上下の歯のかみ合わせを改善(患者様の治療期間が4か月ほどしかなかったためできるところまで)し、その後、

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歯を削らない、ノンプレパレーションラミネートベニアを矮小歯に接着し、左右の前歯の歯肉のラインを左右対象にするため、レーザーによる歯肉整形処置をして、治療を完了

 

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術後写真

口腔外科の親知らずや埋伏歯の抜歯

親知らずや埋伏歯には抜かなくていい親知らずや埋伏歯と、むかなくてはいけない親知らずや埋伏歯があります。

抜かなくてはいけない親知らずにも、簡単な手術の親知らずや埋伏歯と、難しい手術の親知らずや埋伏歯の抜歯があります。

矯正治療を終えたばかりの15歳の女子の親知らず抜歯です。

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3D画像では、顎の中に埋まってしまっているため全く見えません。

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レントゲンで、歯の神経、動脈とほぼ接しています。

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CTでの、横からの断面画像で、歯の神経、動脈とほぼ接しています。

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CTでの、前からの断面画像で、歯の神経、動脈とほぼ接しています。

慎重に検査をしていますが、このような親知らずの抜歯は、当クリニックでは、全く難しい手術ではないため、このような若く、傷の治りがいい年齢で、また、下の歯列を親知らずの萌出力で乱してしまう前に、矯正治療の後戻り防止のためにも抜いておく必要があります。

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神経や動脈を傷づけることなく、10分で治療を終えました。

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治療直後ですが、出血が全くないため、止血する必要もありません。


埋犬歯による歯並びの異常と矯正治療の阻害のため、当クリニックへ抜歯を依頼受けた患者さんの術前レントゲンです。
黄色い丸の中に生えることができずに埋まったままになり、なおかつ審美的に非常に重要な前歯の歯並びを大きく乱しています。

CT像です。

黄色い丸の中に深く埋まっています。

埋まっていた犬歯を抜歯しました。

15分ほどで迅速に処置するため、出血、腫れも最小限にします。

適切に取り除かれました。この後は、矯正治療できれいな歯並びになることとおもいます。


上の真ん中に犬歯が横を向いて埋まっており、前歯の歯並びを乱すと同時に、前歯の根を溶かし、ぐらぐらするようになってしまっています。

 

年齢による拡大装置(顎を広げる装置)の選択

矯正治療における、拡大装置(顎を広げる装置)は、年齢や発育の状態に応じて、様々な使い分けがされます。

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乳歯列期や混合歯列期において、顎を広げたり、顎の発育を促したり、顎の発育を阻害する要因を取り除いたり、排除したりして、顎の大きさが発達しやすいようにして顎を広げます。

 

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乳歯列期や混合歯列期において、ちょっとした歯の生え変わりのコントロールで、顎を広げたり、顎の発育を促したり、顎の発育を阻害する要因を取り除いたり、排除したりして、顎の大きさが発達しやすいようにして顎を広げます。

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小学校低、高学年から、高校生ぐらいまでの、身長などの発育期に、上顎がまだ、未完成状態の時期に、顎の真ん中の骨を広げ、顎の骨格を広げます。

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顎や、骨格が完成した成人期に、歯列や歯と歯の距離を広げ顎を広げます。

 

これらの装置は、それぞれ、適応の意味と、時期があり、うまく選択することで、適切な矯正治療が行えます。

歯列不正が原因の虫歯

歯並びがデコボコしたり、乱れたりしている歯は、お手入れが行き届きにくくなるため、虫歯や歯槽膿漏(歯周病)を引き起こす原因になります。

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歯列不正のため、大きな虫歯になっている

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虫歯、歯槽膿漏(歯周病)の治療のために抜歯した歯

 

 

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歯列不正のために3本が大きな虫歯になっていて、強い痛みが出ている

 

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抜歯した歯(大きな虫歯のために、強い痛みの原因になっていた)

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抜歯した歯の前後の歯も大きな虫歯になっていた

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抜歯後1週間後、出血のない状態でむしば治療

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歯の神経の近くにまで進行した大きな虫歯(抜歯や、歯の神経を抜かずに治療)

 

このような状態になる前に、歯列不正の治療あるいは、予防治療が必要になります。

歯列不正(不正咬合)の予測的判断と治療(虫歯予防、非抜歯矯正含む)のメリット

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11歳男子

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25歳女性

 

上の発育期(成長期)のお子さんの歯列不正は、自然治癒したり、きれいな歯列に回復することはなく、成人期(成長発育が終わった段階)では、下の患者様のような歯列になります。

成人した段階で、歯列矯正(矯正治療)は可能ですが、口元のバランスなども考慮した場合、抜歯矯正か非抜歯矯正かの選択が必要になり、どちらを選択しても、歯列矯正(矯正治療)の期間は約1年ほどかかります。

しかし、早い段階で検査を受け、予防的な治療が可能と診断できる場合、顎の成長を促し、歯を抜かずに歯列矯正(矯正治療)をすることが可能であり、治療期間も約6か月から9か月で終了し、早く、楽に歯列矯正(矯正治療)が終了できるメリットもあります。

 

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初診時

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治療開始時(顎を広げ、お口の中で、歯並びがきれいになるスペースを作る、口元が出っ歯たり、広がったりはしない)

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2週間で顎が広がりました。

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治療開始からわずか3か月で歯列が整いました

 

更に、早い段階で、歯列不正(不正咬合)を治療しておくことで、虫歯やかみ合わせの問題も予防することができます。

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歯磨きができないため前歯2本が虫歯になっている

歯列不正の予防について(不正咬合の予防について)

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30代男性

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20歳女性

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17歳女性

 

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40代女性

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50代女性

 

上記の写真はそれぞれ別の患者様の歯列です。

なぜ、全く同じパターンで不正咬合(歯列不正)が生じるかは、歯の生え変わりのタイミングと、顎の発育のタイミングは基本的な年齢との基準があり、その時に、同じような原因で、同じように不正咬合(歯列不正)が生じます。

つまり、その不正咬合(歯列不正)が生じる、歯の生え変わりのタイミングと、顎の発育のタイミングにはパターンがあり、そのタイミングの前に予防的な処置、治療をすれば、不正咬合(歯列不正)を予防的に治療できます。

このタイミングは、適切な検査と専門的な知識に基づいて判断しなければならないため、歯科医院に、定期的にかかりつけることが勧められます。

乳歯の虫歯による不正咬合を予防する方法

乳歯の虫歯による、永久歯の萌出スペースの縮小や、乳歯の虫歯による早期喪失による、永久歯の萌出スペースの縮小を簡単な装置で予防し、正しい歯の生え変わりに導く方法があります。

これは、スペースリテーナーと呼ばれる永久歯の生えてくるスペースを、生えてくるまで開けておく治療法です。

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